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紬・宮古上布の茶絣にも使用します。
注:八重山布(八重山上布) 沖縄県八重山地方でつくられる良質な麻織物です。 紬・宮古上布の茶絣にも使用します。 注:八重山布(八重山上布) 沖縄県八重山地方でつくられる良質な麻織物です。 *五倍子(ごばいし) ヌルデの木に出来た虫瘤(ヌルデの若葉に一種のアブラムシが寄生し、その刺激によって植物組織が異常な発達を起こして出来たこぶ状の突起の事)で、平安時代には黒色を染め、お歯黒の原料にもなり、 藤鼠色・青灰色・紫鼠色 等の染色に使用しました。染色方法は、五倍子を「煮煎し布でこす」という工程を3~4回ほど行い、煎液を抽出し使用します。植物繊維を染める際は、豆汁 等で下染めを行い、 先媒染法によるアルミ媒染の後に、染色を何度も繰り返し染め上げていきます。また、タンニンを多く含んでいる事から鉄媒染を使用して紫色に染まります。
*注 黒の色名 黒の色名には、「鈍(にび)」「橡(つるばみ)」「檳榔樹黒(びんろうじゅぐろ)」「呂(ろ)」「空五倍子(うつぶし)」「憲法黒(けんぽうぐろ)」「利休鼠(りきゅうねずみ)」「深川鼠(ふかがわ ねずみ)」「藤鼠(ふじねずみ)」「紅下黒(べにしたぐろ)「藍下黒(あいしたぐろ)」などがあります。 |