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・色合せ
染液を調合します。
・刷毛
摺りの工程、鹿毛で作った丸刷毛を使用します。
・糸目摺り
   糸目とは文様の輪郭です。この糸目摺りは、一色ながら四枚以上の型紙を使います。
・目色摺り
型紙を模様(糸目)に合わせ、染料を染み込ませた丸刷毛を摺ります。
・地型摺り
地色とは、模様の背景となる部分です。
・蒸し
蒸熱箱に生地を入れ、摺り終えた染液を生地に蒸着・発色させます。
・水洗
蒸しの終わった生地を水にさらし、余分な染液を洗い落とし乾燥

「その他のさまざまな染織」

銘仙
玉糸・紡績絹糸 等を使用した絹織物です。縞柄・絣 (かすり) 柄などがあり、着尺 (きじゃく) ・夜具地などに用いられました。秩父銘仙、伊勢崎銘仙 等が有ります。
中形
小紋より大き目の文様で型紙を使用して染め出します。木綿地に藍で染めた浴衣地で、絵画的な図柄が多く、地染に模様を白く染め抜いたものと地白に色模様を染め出した2種類が有ります。 長板(ながいた)中形は、型付用の捺染板を使用する染め方です。注染中形(手拭中形)は、布を折りたたみ型付けし注染します。また、地色を白にして模様を出す地白中形、逆に模様を白く 出す地染中形、2度注染し二色染にする細川中形(細川染)といいます。

織物に文様を出すには、各種の色糸を用いて織り上げ、経糸または緯糸の浮き沈みによって図柄を表する錦 等・織り上がった布に後染めする方法 等があります。