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ー 繊維長に関して ー

超長繊維綿・長繊維綿

通常は、1 1/8インチ(28.6ミリ)から1 1/2インチ(38.1ミリ)の長い繊維長を持っています。中でも1 3/8インチ(34.9ミリ)以上の非常に長い繊維の綿を「超長繊維綿」 と呼びます。このような長い繊維を作るのはバルバデンセです。これらの綿花で紡出される綿糸は、50番手以上の細いもので、高級ブロード・ローンなど繊細な風合をもつ高級綿 製品やカタン糸などに使われます。また、用途によっては高品質の太番手糸にして用いられることもあります。
この分類に含まれる主な綿花。
・アメリカのスーピマ綿
・エジプト綿(ギザ45、ギザ70、ギザ88)
・スーダン綿(バラカット、シャンバット)
・ペルー綿(ピマ)
・インド綿(スビン、DCH32)
・中国綿(新疆ウイグル146綿)
・CIS綿(ファインフィルタード綿)

中繊維綿・中長繊維綿

中繊維綿は、13/16インチ(20.6ミリ)から1インチ(25.4ミリ)で、中長繊維綿は1 1/32インチ(26.2ミリ)から1 3/32インチ(27.8ミリ)の繊維長を持っています。その殆どが ヒルスツムの仲間で、日本が輸入する綿花の内80%以上を占めています。これらの綿花で紡出される綿糸は、通常6番手から50番手までで、機能性・実用性をもった製品の原料となり、 用途も広範にわたっています。
この分類に含まれる綿花の種類は極めて多い。
・アメリカ綿(スーピマ綿を除く大部分)
・オーストラリア綿
・CIS綿(一部長繊維綿を除く大部分)
・中国綿(少数の新疆長繊維綿を除く)
・その他  西アフリカ綿、シリア綿、トルコ綿、ブラジル綿、パキスタン綿(デシを除く)など、