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・オーガニックコットン
化学肥料・除虫剤・枯葉剤などの化学薬品をいっさい使わず有機栽培された綿で、自然のままの素材がアレルギー体質の人やベビー用品に対して人気があります。
・カラードコットン
通常の綿と品質的にほとんど差はありません。通常の綿は、精練・漂白・染色の工程を経て綿布が染色されます。カラードコットンは、既に自然の着色がされ、 漂白・染色の工程が省かれ、色は棉花そのもののブラウン系・グリーン系など2〜3色に限定されますが、繊維が薬品による化学作用を受けていないので強度低下 の心配がありません。しかし、漂白・染色の工程は省かれますが、生地についている不純物をとりのぞく精練・生地の風合いを整える仕上げのプロセスは必要に なります。通常のコットンは、カセイソーダなどのアルカリ精練を行なっていますが、カラード・コットンは、食べても大丈夫な消化剤を使用しています。 そして、仕上げを可食柔軟剤が使用する事で「エコロジー」という観点を意識することが出来ます。

棉 の 種 類
棉の栽培種は、4大種と呼ばれる異なった野生種に由来する栽培種 の系統があります。また、栽培種としては、アジア綿(キダチ棉、シロバナ棉)・アメリカ棉(リクチ棉、カイトウ棉)の2系統に分類されます。

1)陸地棉(アップランド棉) ゴシピウム属 ヒルスツム
中央アメリカ・メキシコ・カリブ海地域・南部フロリダに自生 (世界生産の90%)しています。陸地綿(アップランド綿)は、ペルー・ボリビアを起源とする綿です。
紀元前26世紀頃にペルーでは、「ペルー棉」が栽培され、同時期にブラジルで「ブラジル棉」が栽培されていました。このペルー棉とブラジル棉が交配し、陸地棉とカイトウ棉が生まれ、紀元前5800年頃からメキシコ・グアテマラで、陸地棉が栽培される様になりました。 陸地棉は、一年草で温帯から寒帯の広い地域での温度に対応可能な事からアメリカ・ロシア・中国北部・オーストラリアなどで栽培されました。(アメリカでは、18世紀に入り栽培が始まりました。)
・アメリカ綿 (スーピマ綿を除く)
・旧ソ連綿 (ソ連長繊維綿を除く)
・オーストラリア綿
・中国綿 (新疆長繊維綿、西域綿を除く)
・その他  (ニカラグア、西アフリカ、ルサルバドル、シリア、トルコ、ブラジル、パキスタンなど世界各地で産出)

「以下wikipediaより抜粋」
陸地綿(アップランド綿)・高地綿・メキシコ綿として知られるゴシピウム属 ヒルスツムは、アメリカ合衆国の綿花栽培において最も広く植えられ、すべての綿花生産の約95%を占めています。中央アメリカのメキシコが原産と言われています。世界的には、すべての綿の生産量の約90%がこの種に由来する品種です。より長い長さの品種は、「長繊維陸地綿」と呼ばれ、短い長さの品種は「短繊維陸地綿」と呼ばれます。長繊維陸地綿は、最も広く商業生産で栽培されています。そして繊維作物であることに加え、ヒルスツムとヘルバケウム綿は綿実油を生成するために使用される主要な種です。  注:メキシコのテワカン渓谷から、紀元前3,500年以前に栽培されていると考えられる考古学的な栽培の痕跡が発見されています。これまで見つかったアメリカ州の綿花栽培の最古の痕跡です。