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3)成虫(ガ)になってから カイコは糸を吐き始めて、夏なら2週間くらいで蛹から成虫(ガ)になって繭の中から出てきます。そして、オスとメスで交尾をして、卵を産んで1週間くらいで死んでしま います。 4)産卵(さんらん) カイコの成虫(ガ)は、約500個の卵を産みます。卵は、黄色い非休眠卵(室温で2週間くらいするとふ化します)と、黒い休眠卵の2種類あります。休眠卵は、そのまま にしておくと、来年の春にふ化しますが、特別な温度管理をしないと、桑の芽が出る前に卵からかえってしまいます。 用 語 説 明 ふ化(ふか) 幼虫が卵の殻を食い破って、生まれることです。 ・蟻蚕(ぎさん) 生まれたてのカイコは、たくさんの毛におおわれていて、黒っぽい色をしています。まるでアリのようなので、蟻蚕といいます。 掃き立て(はきたて) ふ化したカイコを、蚕座(さんざ)に移して飼育を開始する作業をいいます。羽ぼうきをもって蟻蚕を掃きおろしたことから掃き 立てといいます。現在は、生まれたばかりのカイコに、初めてエサを与える作業をいいます。 蚕座(さんざ) 飼育のために整えられた、カイコのいる場所です。 1齢(いちれい) ふ化してから、第1回の脱皮までの期間をいいます。次いで2齢、3齢・・・と言い、カイコは普通5齢で繭を作ります。 1眠(いちみん) カイコが桑を食べるのをやめて脱皮のために、静止する時期またはそのようになった状態。最初の眠りが1眠。次いで2眠、3眠、4眠と言います。 |