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カイコについて

カイコは、卵→幼虫→蛹→成虫と4回、姿を変える昆虫です。
卵からかえったアリのようなカイコは、25日くらい桑を食べ、この間に4回の脱皮を行って繭を作ります。蚕の体重は、1万倍以上になります。繭の中で糸を吐き終わっ たカイコは、蛹になり、約12日で成虫(ガ)になります。成虫となったカイコガは、交尾をして、500粒くらいの卵を産みます。卵は、約2週間後にかえるもの(非休 眠卵)と、次の春までかえらないもの(休眠卵)があります。
1)カイコの一生
カイコは、卵→幼虫→蛹→成虫と4回、姿を変える昆虫です(完全変態昆虫)。
卵からかえったアリのようなカイコは、25日くらい桑を食べ、この間に4回の脱皮を行って繭を作ります。蚕の体重は、1万倍以上になります。繭の中で糸を吐き終わっ たカイコは、蛹になり、約12日で成虫(ガ)になります。成虫となったカイコガは、交尾をして、500粒くらいの卵を産みます。卵は、約2週間後にかえるもの(非休 眠卵)と、次の春までかえらないもの(休眠卵)があります。

2)カイコの繭づくり
大きくなったカイコは、蛹になるために糸を吐いて巣作りを始めます。まず、足場を固めます。そして、おしっこをしていよいよ巣作りです。頭を振りながら糸を吐き、自分 の体を包むようにして糸のカプセルを作っていきます。糸を吐く速さは、1秒間に0.5~1.5cmで、だんだん繭の層が厚くなっていきます。糸をはき始め て約2昼夜を費やして1,300~1,500mにおよぶ繭糸を吐き続けて繭を作り上げます。繭を作り出してから5日目くらいで、繭の中では幼虫から蛹に変わり、8日目 には、蛹は茶色く固くなり、繭を収穫できます。蛹が固く成らない内に取り出すと、蛹が破れ繭の内側が汚れてしまう為、繭を作り出してから10日目前後で回転蔟から取り 出します。収穫した繭は、外側の毛羽を手で取り除きます。この作業を収繭と言います。
注)繭のままで保存したい場合
糸を吐き始めて夏は8日、春と秋では10日ほどしたら、
・繭を切開して中の蛹を取り出す。
・そのままの状態で保存するならば、冷凍庫(−20度位)で保存する。