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  亜麻繊維のできるまで
 1 浸水  水に浸けます。こうすることで、茎の繊維以外の部分が腐り、繊維だけを取り出しやすくします。 
 2 砕茎  浸水した茎を乾燥させたのち、砕茎工程に入ります。茎を大きな歯車にかませることで、繊維以外の部分を砕きます。しかし、繊維は強度が大きく細いため切れることはなく、繊維以外の殻が砕けます。 
 3 ムーラン 砕いた茎を、ムーランと呼ばれる大きな扇風機のような機械の回転羽根にぶつけます。こうすることで、繊維から殻を飛ばし、繊維だけを取り出すことが出来ます 
 4 櫛梳  さらに、櫛ですくことで、きれいな繊維が得られます。 
ここまでの工程の間に、長い繊維は正線、短いカスは粗線と呼ばれ仕分けされます。  
 5 延線  延線機にかけます。この工程で、繊維を平行にし、質量を一定にします。 

注:繊維を取り出すまでの工程
1) 浸水 
水に浸けます。こうすることで、茎の繊維以外の部分が腐り、繊維だけを取り出しやすくします。
2) 砕茎
浸水した茎を乾燥させたのち、砕茎工程に入ります。茎を大きな歯車にかませることで、繊維以外の部分を砕きます。しかし、繊維は強度が大きく細いため切れることはなく、繊維以外の殻が砕けます。
3) ムーラン
砕いた茎を、ムーランと呼ばれる大きな扇風機のような機械の回転羽根にぶつけます。こうすることで、繊維から殻を飛ばし、繊維だけを取り出すことが出来ます。
4) 櫛梳
さらに、櫛ですくことで、きれいな繊維が得られます。
ここまでの工程の間に、長い繊維は正線、短いカスは粗線と呼ばれ仕分けされます。
5) 延線
延線機にかけます。この工程で、繊維を平行にし、質量を一定にします。
6) 精紡
潤紡は、粗糸を湯につけて繊維についているペクチン質・ゴム質などを溶解させ繊維を柔らかくしたのち紡績します。潤紡は乾紡に比べると「歩どまり」は劣りますが、細手の糸を生産することが可能で亜麻織物を製造するのに用いるほか畳糸・縫糸などに使用します。
乾紡は、潤紡のようにお湯を通さずに撚る方法で、太目の糸に適用されます。