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伝統工芸木炭生産技術保存会との協力
本業の木炭づくりに加え、和紙漉き糊の原料となるノリウツギの植栽事業 にも取り組むなど、他の伝統工芸への原料供給に意欲的であると感じた。今回の竹サンプルからみると、岡山県内での良質な竹林整備は容易でないと推定されるが、周辺地域での調査も含め、 今後とも協調していく方向で合意した。

炭原木を窯に入れる
1)2018年2月18日(月)
岐阜県加茂郡富加町夕田付近  4地点

<経緯>
7年ほど前から当研究会の使用する竹材のほとんどを、岐阜県内を中心とした竹林、竹藪から手引き鋸で直接切り出して頂いている竹伐り士・岡勝己氏(岐阜県加茂郡富加町瀧田)に、 近年切り出した箇所を中心に調査させて頂くよう依頼した。

実地調査結果


地点a(3年連続納入していただいた竹の林、当研究会竹材分類記号「岐阜A」 )
南斜面であるが、藪が深めで混んでいて、極端に節間短いものはない。下の里の道路からの標高差は約50m。やや急な未舗装道路を上る必要がある(二輪駆動では進めない箇所がある)。 入り口付近は竹林整備事業団体が手入れする区域となっており入りやすいが、奥へ下ると急斜面になって整備行き届かず、また道路が上についているので、伐採した竹の搬出は容易でない (特に険しいところでは竹表面に傷がつく)。林の下の方は集落へ続いている為、搬出が容易になる可能性はある。
正確な広さは求めていないが、近隣では最大級の竹林を含む山。継続的に整備すれば数年は安定的に供給可能だと思われる。