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 2018年度竹林調査報告  小倉 央仁

当研究会は、竹筬に適した良質の真竹を生産する竹林を探して、長年活動している。
なかなか短時間で結果の出ない問題であるが、進展があった点について報告する。

1) 2018年4月26日(木)
岡山県久米郡美咲町江与味、岡山県苫田郡鏡野町寺和田  3地点

<経緯>
一昨年度、伝統工芸木炭生産技術保存会(岡山県岡山市北区柳町2-1-1)との間で、竹林調査・管理に向けた協力関係を結ぶことを口頭で約した。これを受けて伝統工芸木炭生産技術保存会が岡山県内で竹林(竹藪)の実地調査を行い、当研究会に当研究会調査候補地を報告した。
詳細参照
竹筬製作における真竹林育成管理候補地調査報告、伝統工芸木炭生産技術保存会;平成30年4月5日)


<実地調査結果>
候補地A かつては植栽針葉樹林内に自生していた竹が、植栽樹を切り出した後に広がったと推定される。傾斜地で最も開けた南向きの土地。役1haと広さが魅力的だが、径5cm前後の細い竹が主で、大規模な遷移が必要となる。また、日当たりが良すぎるのも難点。