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「麻番手」
麻糸または麻紡績方式で製造された糸に対して使用される。単位重さ1ポンド(453.6g)あたりの長さが300ヤード(274m)のものを「一番手」といい、糸が細くなると番手数も大きくなる。
麻糸 番手=英国方式  
標準重量=1ポンド 標準長=300ヤード

「カタン番手」
ミシン糸に用いる綿縫い糸(カタン糸)に使用される。原糸の英式綿番手を3倍し、撚り合わせた原糸の本数で割った値。



2)ウール・綿糸・麻糸の場合
綿の重さを一定にして計算する「恒重式で番手表示」を行います。

注:単位長さあたりの重さとして計算する糸の太さ表記法  
恒重式の逆で、標準の長さを決め、これが単位重量の何倍であるかによって糸の太さを表わす。 例として、[長さ450m]→[重さ0.05g]=[1デニール]という基準を決め、長さを変えず重さが変わる事によってデニールを設定する。 従って、デニールは糸が細い程デニール数が小さくなる。10デニールの非常に細い糸は薄い靴下に使われ、タイヤコード地の重い、 太い糸は1000デニール程度にもなる。 100デニールナイロン糸は同じ長さの50デニールの糸よりも2倍の重さとなる。
注:「デニール」 絹糸(フィラメント糸)の太さを表す単位。フィラメント1本や繊維1本の太さを表す場合にも用いられる。単位長さ9000mあたりの糸の 重さが1gのものを1デニールといい、糸の太さが増すとデニール数も増加する。

注:「テックス(tex)」
素材や紡績法によらず統一表記法として用いられている。単位長さ1000mあたりの糸の重さが1gのものを1テックスといい、糸の太さが増すとテックス数も増加する。 国際単位系(SI単位)の暫定併用単位とされており、国内では日本工業規格(JIS)によりJIS L0101(テックス方式)およびJIS L0104(テックス方式による糸の表示)として規格化されている。 以上の様に毛番手・綿番手・麻番手と有り、それぞれの繊維のワタの重さの基準が異なっており番手数字が同じでも繊維の種類が異なると太さが同じでは無く、異繊維同士の太さは同一で 無くなりますので、異繊維同士の太さ(デニールや番手)を相対的にとらえる事は大変難しくなります。