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麻の話_3 |
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「苧麻紡績糸」
苧麻の紡績工程は、 青苧−>精錬−>精乾綿−>ラミートップ―>精紡―>糸 となります。 この精錬工程は、 酸処理−>煮練−>漂白−>給油−>乾燥 となり、 トップメーキングは、 軟繊−>カット−>開繊−>カード−>練条−>コーマ−>後処理 となります。 注1:カポック パンヤ科・パンヤノキ属の喬木の(さく)果から採取する繊維です。カポックは別名パンヤとも言いますが、同じパンヤ科の黄棉とは異なります。 カポックはマレー語で「繊維」を意味します。衣料品のケナフ混紡使いの製品は、シャリ感・ムレを感じさせない等の特徴が有ります。触感を有する。 注2:黄麻(ジュート) 黄麻は、「しなのき」に属する一年草の植物です。代表的な品種としてホワイトジュートとトッサージュートがあります。 注3:洋麻(ケナフ) 洋麻は、アオイ科フヨウ属の一年草で、洋麻、紅麻等の色々な呼び方が有ります。繊維として使用される洋麻は、キューバケナフと耐ケナフの2種類です。 産地は、中国・アメリカ・ミャンマー・ラオス・タイ・インド・オーストラリアです。 注4:アパカ マニラ麻で、はバショウ科バショウ属の植物で丈夫な繊維が取れる。名前は、原産地のフィリピン・マニラに由来します。セブ麻、ダバオ麻とも呼ばれ、 分類上はアサの仲間ではありませんが繊維が取れることから最も一般的な繊維作物である「アサ」の名がついています。バナナと外見もよく似て、葉は 楕円形で大きく、中心の茎を包むようになった「葉鞘」から繊維が取れます。 注5:羅布麻(ラフマ) キョウチクトウ科の植物で、中国新疆羅布麻に自生していたことから、羅布麻と名付け有られました。日本では北海道に自生していました。 綿のような柔らかさ、麻のような爽やかさ、絹のような光沢で夏涼しく、冬暖かい、通気性と保湿性を兼ね備えた天然繊維です。
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