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・過酸化水素水
藍の生葉染めの水色を抽出する場合は、酸化を早めた方がより色調が良くなり、染色後の変色も防げます。
*染色助剤
植物繊維(綿・麻)は、動物繊維(絹・羊毛)よりも染まり難いので染色助剤を使用します。染色助剤は、タンパク質をコーティングさせる事で、色素を繊維に定着させます。 例としては、豆汁(大豆たんぱく)や五倍子(フシをタンニン酸原料) 等
*その他
・炭酸カリウム
植物の灰からアルカリ分だけを取り出したものを炭酸カリウムと呼びます。よって、純粋で灰の様に他の金属を含まない事から媒染剤に適していないので他の媒染剤との併用で 使用します。(紅花の抽出に使用します。)
・生石灰(酸化カルシウム)
石灰石から精製した場合は、鉄・マンガンを含みます。生石灰を水にいれ、攪拌し、静止した上澄み液を使用します。媒染剤というより発色料です。(木綿に適している。) また、鉄媒染後に使用して濃い茶・焦茶・黒色 等を染色します。