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・風通織は、次の技術又は技法により製織された紋織物とすること。 1)「ジャカード機」を用いる先染め又は先練りの二重織りとすること。 2)製織は、織物の表裏が転換するように2色以上のたて糸及び2色以上のよこ糸を用いて経緯二重織りをすること。 3)「縫取り紋」をすること。 4)たて糸の密度は1センチメートル間120本以上とし、よこ糸の密度は1センチメートル間40本以上とすること。 ・経織は、次の技術又は技法により製織された紋織物とすること。 1)「ジャカード機」を用いる先染め又は先練りのたての重ね織りとすること。 2)たて糸は、2色以上とし、2本以上の男巻から引出し一群とした後、手作業により筬羽一羽ごとに引き込むこと。たて糸の密度は1センチメートル間150本以上とすること。 3)「綾竹」の位置を修正するとともに、手作業によりたて糸の張力が均一になるよう調整しつつ、製織をすること。 4)紋は、「浮きたて」又は「浮きたて」及び「絵緯」とすること。 ・絣紋織は、次の技術又は技法により製織された紋織物とすること。 1)「ジャカード機」を用いる先染め又は先練りの紋織りとすること。 2)たてかすり糸の染色法は、「手くくり」、「板締め」又は「型紙なせん」によること。 3)紋は、「絵緯」又は「縫取り紋」とすること。 ・織り織は、次の技術又は技法により製織された搦み織物とすること。 1)「ジャカード機」を用いる先染め又は先練りの搦み織りとすること。 2)製織には、「手投杼」若しくは「引杼」、「紋振い」又は「変り筬」を用いること。 ・使用する糸は、生糸、玉糸、真綿のつむぎ糸若しくはこれらと同等の材質を有する絹糸、綿糸、麻糸又は金糸若しくは銀糸とすること。 ・使用する箔は、金箔、銀箔若しくはうるし箔又はこれらと同等の効用を有するものとすること。 注: 織物産地は、都市型の織物産地と農村で産地形成した農村型の産地が存在します。 ・都市型の産地 西陣を代表とした都市に職人が集まり、織物文化が栄える。 外国の技術が入りやすく、外国の職人が来やすい大陸に近い九州を代表とする博多の様な所 ・農村型の産地 大名もなく交通の要所でもない農村で発達した。 桐生産地や米沢、結城、伊勢崎、越後、大島など。 |