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神 奈 川


津久井紬(川和縞 つくいつむぎ)

津久井は古くから養蚕の盛んな地域で、歴史的には日本書紀にも記述があるようです。
1781年頃には、川和縞と呼ばれる紬が織られていたようです。経糸は生糸、緯糸は玉糸(くず糸を手紡ぎしたもの)を使用しています。玉糸を使用する事で目が均一でない織りとなります。江戸時代に入り東海道の宿場町が栄える事で川和縞の生産は定着し、川を利用し水車で糸を紡ぐ「八丁式撚糸機」を使用する事で繊維の一大産地へと発展しました。