戻る
(5)八重山上布
石垣島が産地で、17世紀初めに薩摩への献上布として用いられました。経が苧麻糸、緯が苧績糸を使い、石垣島の紅露芋の色素で絣を焦茶に染めた唯一の 茶絣上布です。平成元年4月に伝統工芸品の指定を受けました。技法としては、苧績糸(糸を絡めて開いた状態にして撚りあわせる。)又は苧麻糸を使い、 絣染色は「手括り」か「手擢りこみ」による先染とし、緯糸の打ち込みは手投杼を使って平織りとする事と定められています。