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7 製造工程

筬竹入荷―>竹干しー>竹割りー>粗削りー>幅削りー>2〜4回目削りー>乾燥ー>検査と数合わせー>四つ切りー>仕上げー>束ね墨打ちー>箱詰めー>仕上げ削りー>油やきー>仕上げ磨きー>淵削りー>横面削りー>最終仕上げ ――ー> 納品又は筬組立  硬い筬竹の表皮や肉を削り上記の工程を経て、長さ8糎〜15糎位 厚さ0.5ミリ〜0.05ミリ位の極めて薄い、割れも、曲りも、凹凸もない滑らかな竹ベラを1枚の羽として仕上げる。(誤差は1ミリの2/100まで許される)  
この羽を1尺5分鯨(39.7糎)の間に1000枚を組み込んだものが最終製品の竹筬になる。  
1000枚は注文に応じて200〜1000枚程度種類がある。(受注生産)

8 まとめ

金の筬羽と競合している事と需要も落ち込んで来ているが、何より現在の祖父江の筬の実態は後継者がいない事が一番の難、更に高齢化による体力による体力の低下、何時までも続けたい歴史ある伝統文化、細いが途切れる事も無く需要が有るので、芸術品として製造を続ける為に関係者は継続に向けて懸命の努力しておられます。