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竹筬の製作工程
3つに分かれて、各工程が基本的には各職人の分業で行われてきた。

1:竹材を目的の厚さまで削る工程
2:削られた竹材をさらに精緻に削り、油を引き、焼くまでを含め竹筬羽に仕上げる工程
3:竹筬羽を組んで竹筬にする工程
*竹筬の製作工程概略
「筬 羽 を 作 る」  
青 竹(真  竹)
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青竹割:青竹を物指し状に鎌で割る
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煮 沸:大窯で4〜5時間煮沸する
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乾 燥:糸でスダレ状に編んだものを150〜160日間天日で乾燥させる
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竹へぎ製作:小刀で薄く割り、乾竹をへぎ上げる
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水 漬:大桶で水浸させ、軟らかくする。
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幅 揃:幅揃え台にかけて幅を揃える
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しごき:包丁で竹へぎの荒皮を取り除く
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爪付け:爪付け台を使って竹へぎの一端の先を薄くする
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荒引き:荒引き台に通して筬羽としてほぼ適した薄さにまで削る
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乾 燥:天日で乾燥させる