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⑧型取りをした物を点に合わせて書き写します。

⑨マコで型取った線をつなぎ、土器の模様を観察して図面に書き込んでいきます。そして、写真などで見えない所を強調して図面に書き込んでいきます。
この図面で、刷毛で模様をつけているとか土器を作る時の粘土紐の状態などが読み取る事ができます。

まとめ

考古学の世界では近年3D測定などを行い図面にすることが多くなってきました。しかし、写真でも分かる通り、ほとんどの遺物は完形品でないために、欠けている部分を石膏で補っています。石膏の部分は、考古学的価値のない所なので、残っている所をマコで型取りをし、図面に反映しています。また写真や3Dスキャンナーでは読み取れない情報を人間の目で読み取る必要があり、マコのような工具が考古学の世界では現在でも必要不可欠になっております。

竹筬研究会のご協力を得て、より高品質なマコが生産できるように、技術力を高めて、日本と世界の考古学会の発展に寄与したとおもいますので宜しくお願いいたします。