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真弧(マコ)について  宮垣 正樹

マコ(真弧)との出会いは、大学に入った時からの付き合いです。 色々な考古遺物を実測いたしました。考古学にたずさわる者にとっては、なくてはならない工具の一つです。
アルバイト先で先生方にマコの竹羽は織機に使う竹筬と言う物を流用していると聞いたときは、驚いた記憶があります。 皆さん学生の時はお金がなかったので、機織りをやめる所が出た時にみんなでもらいに行ったそうです。 マコの原点は京都大学名誉教授の小林行雄先生が昭和5年にマコのような物で土器の計測をした所から始まっています。竹肥後を並べたもので現在の物とは少し違いますが使用用途は同じです。 ものさしで1つ1つ計測してものにくらべ、、飛躍的に効率よく、作業ができるようになったそうです。

考古学現場での実測図の作成の紹介
使用工具
マコ 実測台 キャリパー ディバイダーなど


考古学現場での実測図の作成の紹介
①実測台と測定子を使い土器の外側を製図用に割り付けます。マコを当てる計測点を製図用に割り付けします。